撮影会 viewit

有限会社ビューイット

研修トップへ/=目次へ

3.ビューイット撮影会のモデル

     
前へ=3-6.ウインザー効果と単純接触効果<
     
後ろへ=3-8.ウインザー効果が高いカメラマンと邪魔をするカメラマン


3-7.ウインザー効果が高いカメラマンと邪魔をするカメラマン

ウインザー効果が高いカメラマンはそもそも自分のSNSにモデルの魅力的な画像を載せてモデルのことを褒めてあげたいから撮影会に参加するのです。
だからSNSに載せられる良い画像をたくさん撮影させてあげればリピーターになってくれます。
この場合、同じ画像がたくさんあっても意味がありません。だからウインザー効果が高いカメラマンは1度に連続して撮影する枚数と時間が短くなる傾向があります。
これはポートレート技術が高いという理由もあります。
どんなに熱心に撮影しても元々のポートレート技術が低ければ宣伝効果が高い画像を撮影できません。

一般的に男性の方が女性よりも背が高い。
だからカメラマンが突っ立った状態でモデルの全身を撮影すると頭でっかちで脚が短い画像が撮れる。それを避けるためにカメラマンはしゃがんで撮影する。そうすることで頭が小さく足が長い画像を撮れる。
逆に顔のアップをしたから撮影すると、モデルの目が細くなり鼻の穴が大きく写る。それを避けるためにカメラマンはモデルの目の位置より上から撮影する。そうすると鼻の穴が目立たない、目が上目遣いになり大きく写る。
だからウインザー効果が高いカメラマンは立ったりしゃがんだりを繰り返す。その途中で撮影したりしない。意味がないからです。

壁際に立つモデルを撮影するとき、下手なカメラマンは壁に対して垂直の方向から撮影します。そうすると平面的なポートレートが撮れる。
別に平面的なポートレートが間違っていないけど、平面的なポートレートばかりだと単調になってしまい、SNSを見る人が飽きてしまう。
だからウインザー効果が高いカメラマンは平面的なポートレートも撮るけど、壁際から撮影する。そうすると奥行きがあるポートレートを撮れる。
だからウインザー効果が高いカメラマンは横移動する。ただし横移動しながら撮影しない。
人や物にぶつかる可能性があるし、躓いて高価なカメラを壊すのを避けたい。
必ず撮影をやめてから横移動します。

それからウインザー効果が高いカメラマンは無駄なお喋りをしない。お喋りをしていたら撮影時間が減る。
ウインザー効果が高いカメラマンはモデルにあまり指示を出さない。
指示を出していたら撮影時間が減ると同時にモデルの表情が悪くなる。
だからウインザー効果が高いカメラマンは技術が高いモデルを好む傾向がある。

それに対してポートレート技術が低いカメラマンは平面的なポートレートばかり取る。
モデルの全身も顔のアップも同じカメラアングルで撮影する。
だからあまたでっかちで脚が短い全身画像とか鼻の穴が目立つ顔のアップ画像が撮れる。
なによりも見極めができていないから、とっくにモデルの表情が悪くなっているのに撮影を続ける。
画像チェックに熱心ではないからたくさん撮影するのも気にしない。
だからウインザー効果が乏しいカメラマン下手なカメラマンほど1度に連続して撮影する時間が長くなる。
指示が多い(細かい)、お喋りが多いカメラマンはたいていウインザー効果が乏しいカメラマンと思って間違いない。

そして、ウインザー効果が高いカメラマンはこのようなカメラマンを嫌がる。
自分の撮影時間が減らされるからです。

次に実際に起きた例を説明します。