有限会社ビューイット

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1.ビューイット撮影会の本来の趣旨

     
前へ=1-2ビューイット撮影会が想定しているカメラマン 
     
後ろへ=1-4私が撮影会に参加するようになった理由


1-3 ピア効果

私は大勢の人と一緒に同じことをするのが好き。
特にやる気があって優秀な人たちに混じって同じことをするのが好きなのです。

中学高校のサッカー部時代
仲間と一緒に走ったり、仲間と一緒にトレーニングをしたり、試合に出ていないときに仲間と一緒にチームの応援をするのが楽しかった。
見本になってくれる人が傍にいれば私は1人の時よりも熱心にトレーニングできるし、応援できる

中央大学法学部受験を決めたのは高校2年の1月です。
私は司法試験に合格して法律家として活躍したかった。
独学で司法試験に合格する人がいることを知っていたけど私には独学で合格する自信がなかった。 それよりも法律と司法試験に強い人の指導を受けたい。
それから一人で勉強すると怠けてしまうから一緒に司法試験の勉強をしてくれる人が欲しい。
だけど実際には私の周りに司法試験に強い人がいないし、一緒に司法試験の勉強をしてくれる人もいない。
だから司法試験に強い大学に進学することにした。司法試験合格者数上位5校のうちのどこかに進学したい。
その年の司法試験上位5校は
1位東京大学、2位中央大学、3位早稲田大学、4位京都大学、5位慶應義塾大学
幸い2位の中央大学は自宅から近い、頑張れば自転車でも通える。
偏差値は61。70越えの東大京大、66の早稲田慶応よりも合格しやすそうだ。
(当時最大勢力だった旺文社の模擬試験を参照、ちなみに現役生が多い旺文社の模擬試験は浪人生が多い河合塾や駿台予備校よりも偏差値がかなり高くなる)
インターネットがなかった時代は1月に大きな本屋に行くと各大学のパンフレットと願書が大きな袋に入って山積みにされていて無料で持ち帰ることができた。
私は受験生でもないのに電車に乗って大きな本屋に行って中央大学の袋を持ち帰った(せっかく来たから早稲田と慶応の袋も持ち帰った)
帰りの電車の中でパンフレットを観た。
立派な図書館の写真が載っていた。司法試験だけじゃなく公認会計士試験など難関試験でもトップレベルだ。主な就職先には一流企業の名前がずらりと並んでいた。
この中央大学というのは勉強好きで勉強熱心で優秀な学生が集まる大学に違いない。司法試験の勉強をしている学生もたくさんいるだろう。
よし、僕も中央大学に進学してパンフレットに載っていた立派な図書館で勉強好きで勉強熱心で優秀な学生に混じって一緒に(同時に)司法試験の勉強をしよう。
見本になってくれる人がいれば僕は1人で勉強するよりも効率よくたくさん勉強できる。
もし司法試験合格が無理だと判断したら、どこか一流企業に就職しよう。
就職することが難しい一流企業には優秀な人材がたくさんいるだろうから良い見本になってくれるだろう。
という理由で中央大学受験を決めて1年後の入学試験に合格して中央大学に入学した。
入学式の後、さっそく生協に行って司法試験の参考書(司法試験の勉強のやり方を書いた本、お勧めの参考書や問題集が書いてある)を買ってその日のうちに読了。
次に大学に行ったときに生協に行って参考書と問題集を購入、そのまま図書館の自習室に直行した。
予想通りに勉強好きで勉強熱心で優秀な学生が熱心に勉強しているのをみて私は喜んだ。
こういうの大好き、これをやりたくて中央大学に進学したのです。

結局、司法試験の勉強は1年半で挫折したけど、図書館の自習室の雰囲気が大好きだから自習室通いは続けていた(元々読書好き)
普通に就職してから市立体育館のトレーニングジムに通いました。
体育館のトレーニングジムに行けば、トレーニングを好きでトレーニング熱心な人に混じって一緒にトレーニングをできるので1人でトレーニングするよりも楽しいし効率よくたくさんトレーニングできるからです。
当時はエアロビクスがブームでテレビでも紹介されていました。
音楽に合わせて大勢の人が一緒に同じ動作をしているのを見て私は「あれいいな、楽しそうだな」と思いました。
市立体育館ではエアロビクスをやっていないので、通勤途中にあるスポーツクラブを見学に行きました。
トレーニングジム以外にエアロビクス用のスタジオやプールもある本格的なスポーツクラブです。
そこに通っている人のレベルが違う。
市立体育館に通っている人よりも全体的にレベルが高い。
お金がかかるけどピア効果が高いスポーツクラブに乗り換えた。
更にトレーニング好きでトレーニング熱心な人たちに混じって一緒にトレーニングやエアロビクスや水泳をできるのが楽しい。見本になってくれるから1人のときよりも効率よくたくさんトレーニングできる。
こういうの大好き。

若いころは映画通のインテリと思われたくて映画館に通っていました。
友達からは不思議がられた「レンタルビデオで借りたほうが安いのに何故映画館に行くの?」
その通りだけど、大勢の観客と一緒に映画を見たほうが1人で観ている時よりも楽しい。
ヒッチコック監督を好きなので、名画座でヒッチコック監督特集に行く。
映画を好きでヒッチコック監督作品を好きな人たちが大勢集まっている中で一緒に(同時に)映画を観る。
映画館なので誰もしゃべらない。
俳優の演技は勿論、音響や音楽、カメラワークにも注目、面白い場面では観客全員で一緒に笑う。サスペンス場面では観客全員でドキドキする。
こういうの大好き!

話は前後するけど私が初めてパブリックビューイングに行ったのは1998年。
サッカー好きの友達がワールドカップ日本対アルゼンチン戦のパブリックビューイングが行われる新宿の店を予約してくれた。
彼とは国立競技場で行われたアジア予選も一緒に応援に行っている。
私はサッカーを大好きだけどお金を払ってパブリックビューイングに行くのは乗り気じゃなかった。
どうせテレビを観るのだから自宅のテレビを観るのと変わらないと思っていた。
ところが行ってみると凄く楽しい。
満席の店内にはサッカーを好きで参加―日本代表を好きな熱心なサポーターが集まって、一緒に(同時に)声援を送ったり喜んだり残念がったりしている。
こういうの大好き!
その次の2002年Wカップは当時通っていたスポーツクラブの仲間たちと一緒にパブリックビューイングで観戦。
日本代表選手たちのプレー(連携を含む)に注目、良いプレーには全員で喜び、残念な場面では全員で残念がる。
前回の時は3試合で1点しか上げられなかったけど、今回は毎試合複数得点。
日本代表が得点するたびに仲間たちとハイタッチ、これが楽しい楽しい楽しい楽しい。
こういうの大好き!

これってピア効果というのです。
ピア効果=目的の近しい者同士が同じ環境に集まって切磋琢磨することで、モチベーションを上げたり、より高いレベルを目指すようになったりすること

これと同じことをポートレート撮影でやりたかった。
いつも1人で撮影しているけど本当は大勢の人と一緒に撮影したかった。
だけど一緒に撮影してくれる人がいない。
だから撮影会に参加するようになった。
私は一人で撮影するのが嫌だから撮影会に参加するようになったのです。