ポージング映えをする服を着て、ポーズや表情でカメラマンにメッセージを送っても、カメラマンがモデルを観ていないと意味がありません。
モデルが1人のカメラマンに目線を送っている時間が5秒経つと他のカメラマンは不安な気持ちになります。
7秒か8秒経過すると、他のカメラマンは画像チェックを始めるか、撮影しているカメラマンを観てしまいます。
「いつになったら撮影を終えるのだろうか?」
これではモデルからのメッセージが伝わりません。
「好きなモデル目当てに撮影会に参加したけど、ほとんどの時間を撮影しているカメラマンを観ていた」
ということになりかねません。
またカメラマンごとに撮影のリズムというものがあります。
2秒で撮影を終えるカメラマンもいれば、10秒かかるカメラマンもいます。
カメラマンが撮影を終えてからモデルが目線を動かすと、2秒で撮影を終えるカメラマンが損をした気持ちになり、参加しなくなります。
団体撮影会で人気モデルになりたかったら、カメラマンが撮影し終える前に目線を動かすことです。
ビューイット撮影会の本来の目線配りの時間は2秒です。
モデル1名に対してカメラマン5名の撮影会で、1人2秒ずつ目線を配ると次のようになります。
カメラマンは肩と肩が触れ合うような近い距離で撮影しています。
モデルからカメラマンの距離が2mあれば1度に2人~3人のカメラマンに対して目線を送ることができます。
一度目線を受けてから次に目線が来るまでの時間は4秒~5秒、これだとカメラマンはカメラを下げることができない。
たくさん聞こえるシャッター音が最高のBGMになってカメラマンの撮影意欲を高めます(バンドワゴン効果)。
カメラマンたちは競い合ってシャッターを押すようになります(ピア効果)。
カメラマンたちはずっとモデルを観ていることになり、モデルからのメッセージがカメラマンに伝わります。
気づいていたら撮影会が終わっている。
楽しかった。でも撮り足りない。これでリピーターになってくれます。
単純接触効果というのは、1度に長時間会って間隔が空くよりも、短くても会う回数が増えたほうが相手に好感を与えられるということです。
単純接触効果の説明
カメラマンに対する目線配りの時間が長いと、次に目線が来るまでに時間がかかる。
(単純接触効果が低い)
カメラマンに対する目線配りの時間を短くすると、次に目線が来るまでの時間が短くなる(単純接触効果が高い)
同じカメラマンに対して1度に目線を送る時間を長くして間隔を空けるよりも、目線配りを早くして目線を送る回数を増やそう