要点5.『シャッターを押すことは狩りと同じ』
要点6.『癒されてしまうと買い物も食事も狩りもしたくなくなる』
前のページの質問の答えはわかりましたか?
病院やトイレの壁の色ですよ。電車の壁でも使われている色ですよ。
答え 『ベージュ』と『ピーチ(肌色)』
ベージュ | アイボリー | ピーチ(肌色) |
この色は病院の壁、トイレの壁、風呂場、それから電車の内装にも使われます。
見る人の気持ちを癒し、鎮めるという効果があります。
攻撃的な気持ち、積極的な気持ちを抑える効果があります。
病院やトイレや電車のなかならそれでいいのです。
お客様は、じっと動かないで受け身で大人しくしていてくれるのが理想的です。
でも飲食店や小売店で、それでは困ります。
客が癒されたり、積極的な気持ちを抑えられてしまったら物が売れなくなってしまいますね。
むしろ興奮状態にさせておいた方が物が売れます。
撮影も同じです。
モデルがピーチ色やベージュの服を着ていたら、カメラマンは癒されてしまう。積極的な気持ちを抑えられてしまう。
のんびりとくつろいでいよう。撮影しなくてもいいやという気持ちになってしまうのです。
せっかく、菜の花畑(黄色)、ツツジ(赤、ピンク)、紫陽花(ピンク)、チューリップ(赤、黄、ピンク、白)、ヒマワリ畑(黄色)、綺麗な芝生(緑)、紅葉(赤)。
そういう『興奮させる色彩の場所』を撮影場所に選んでも、モデルが着ている服がベージュやピーチでは、カメラマンが癒されてしまう。
だから、モデルの皆さんが『ベージュ』、『ピーチ(肌色)』の服を着てくることを禁止します。
どうしてもベージュやピーチの服を着たい場合は、アクセントとして、赤、ソフトな赤(オレンジ、ピンク)、黄色、青、緑、紺を使ってください。