有限会社ビューイット

9.ウインザー効果

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自分で自分を宣伝するよりも他人に宣伝してもらった方が効果が高い。
これをウインザー効果といいます。

有名な例は「ウーロン茶とピンクレディ」です。

今では人気商品定番商品のウーロン茶だけど発売開始当時の1970年代は日本人になじみが薄い商品であり、まったく売れずに発売元の伊藤園は大量の在庫を抱えて倒産寸前に陥った。
ところが当時人気絶頂のアイドルデュオのピンクレディがテレビの音楽番組で
「ウーロン茶を飲んで痩せた」
「ウーロン茶を毎日10杯ぐらい飲んでいる」
と発言したことが注目され、人気に火がついて一気に人気商品、定番商品になった。
伊藤園もウーロン茶を売るために様々な努力をしたけど上手くいかなかった。それよりも人気アイドルがテレビ番組で少し喋ったほうが宣伝効果が高かったということです。

おなじことは映画『スパルタクス』にも言えます。前評判は高くなかったけど当時のケネディ大統領が褒めたことで注目され観客が増えた。

芥川賞、直木賞、本屋大賞など様々な文学賞があるのも同じ理由です。出版社が出版物を褒めるのは当たり前、それよりも文学賞をとったほうが宣伝効果が高い。
文学賞を取れなかった場合は、著名人に金を払って作品を褒めてもらう。
あるいは(実際に存在するかどうかわからないけど)読者が登場して作品を褒める。これもウインザー効果です。

テレビの通信販売を観ると「愛用者」が登場して商品を褒める。
「このサプリを飲んで体の痛みが消えた。愛飲している」
「このサプリを飲んでぐっすりと眠れるようになった。愛飲している」
「この商品を使って家事が楽になった。愛用している」
すべて「ウーロン茶とピンクレディ」と同じパターンです。これもウインザー効果

通信販売で業者が商品を褒めるのは当たり前だから信用できない。
それよりも実際に使用した購入者のレビューの方が気になる。
レビューで褒めてあったら購入意欲が高まる
レビューで貶してあったら購入意欲が下がる
レビュー自体がない、あるいは少ないと人気がない商品だなと思って購入意欲が下がる

だから通信販売でも飲食店でもホテルでもレンタルスペースでも「レビューを書けば値引き」「レビューを書けば無料券進呈」をやっています。
ウインザー効果を期待しているからです。

物に限らず、芸能人やテレビ番組、スポーツ、テーマパークなどすべての商品に言えることですが、人気商品になるにはウインザー効果は欠かせません。

撮影会で人気モデルになるにもウインザー効果は欠かせません。

人気が高いモデルにはウインザー効果が高いカメラマンが複数ファンになっています。

そしてウインザー効果が高いカメラマンを複数獲得するにはビューイット撮影会は適しています。
続く