私は、まだカメラを持っていない高校生の時から学研のカメラ雑誌『CAPA』を読んでポートレートの勉強をしていました。
18歳になって一眼レフカメラ(CANON AE1-P)と望遠ズームレンズ(70-210mmf3.5)を買って、ポートレートを始めました。
最初からポートレートを撮影するためにカメラとレンズを選んだのです。
モデルになってくれたのは、学校やアルバイト先で知り合った女性たち、つまり身近にいる女性の友達を個人撮影していました。
当時はまだ一眼レフカメラは珍しく、多くの人がコンパクトカメラで撮影していた時に、私は一眼レフカメラにレフ板を使って、CAPAで学んだ知識通りに撮影していたのです。
たちまち私に対して「ポートレート撮影が上手な人」という評判が立ち、撮影を依頼されることも増えました。
周りの人たちに褒められることが増えたのですが、逆に私自身は自分のポートレートに疑問を持つようになりました。
少年マガジン、少年サンデー、ヤングジャンプ、GORO、週刊プレイボーイ、明星、週刊朝日などのグラビアのようなポートレートを撮りたい。
いずれもプロカメラマンが撮影したポートレートで、モデルが楽しそうに遊んでいるように見える。
それに対して私が撮影したポートレートはいかにもポートレートに見える。
綺麗に撮影できているけど、モデルが楽しそうに遊んでいるようには見えない。
「プロカメラマンのようなモデルが楽しそうに遊んでいるようなポートレートを撮影したい」
それから
「ポートレートなのだから、写真を褒められるよりもモデルのことを褒めて欲しい」
という思いがどんどん強くなってきました。
ところが、どうしても「楽しそうに遊んでいるような」ポートレートを撮影できない。
私は理由をモデルにあるのではないかと考えました。
モデルになってくれた私の友達には感謝しているけど、雑誌のグラビアに登場する芸能人はレベルが違うのだろう。
お金がかかるけど、撮影会に参加すれば、楽しそうに遊んでいるプロのモデルを撮影できるのではないか?
それが撮影会に参加するようになった第1の理由です。
大学生の時のアルバイトでも、サラリーマンになってからの仕事でも、周りの女性は一生懸命に仕事をしていました。
真剣に一生懸命に仕事をする女性を観る機会は私にとって日常でした。
しかし、レースクイーン撮影会では、モデルがしっかりと仕事をこなしながらも楽しそうに遊んでいるように見える。
それが新鮮で凄く楽しくて、それでレースクイーン撮影会に参加するようになりました。
相変わらず、友達をモデルに個人撮影をしていたけど、それとは全く違う非日常的な楽しみがレースクイーン撮影会にはあったのです。
ある時、私は考えました。
ワンルームマンションみたいな小さな箱スタジオでの撮影会でも、レースクイーンたちは楽しそうに遊んでいるように見える(実際は仕事をしている)のだから、
庭付きの大きなハウススタジオで撮影会を開けば、レースクイーンたちはもっと楽しそうに遊んでいるように見えるのではないか?
お花畑や海辺や渓谷で撮影会を開けば、レースクイーンたちはもっと楽しそうに遊んでいるように見えるのではないか?
そう考えて作ったのが有限会社ビューイットであり、ビューイット撮影会です。
ビューイット撮影会は元々楽しそうに遊んでいるモデルを撮影する撮影会です。
私が今でも本当にやりたいのは、1990年代のレースクイーン撮影会に、ハウススタジオやお花畑や海辺や渓谷などの付加価値を付けた撮影会です。
本当のレースクイーンでなくても構いません。
モデルが楽しそうに遊んでいるように見える撮影会を開催したい
だからビューイット撮影会に出演するモデルの皆さんは、本当は仕事をしているのだけど、楽しそうに遊んでいるように振る舞うことを第1に行動してください。
ビューイット撮影会の第一の存在意義
本当は仕事をしているけど、楽しそうに遊んでいるモデルを撮影する場を提供する撮影会
ビューイット撮影会に出演するモデルの第一の役割
本当は仕事をしているけど、楽しそうに遊んでいるように振る舞う